【中高不登校女子ものがたり休止します】不登校について・この漫画で描きたかったこと【再開未定】
ここからは、HSPに関することや当時を省みて思うことなど、とくに不登校の方や不登校のお子さんがいる方に読んでいただきたい内容になります〜
Table of Contents
学校で感じたHSPと社会不安障害の特性
学校にいることで感じたHSPと社会不安障害の特性を下にまとめます。
(専門知識がないので分類が違ったらすみません。あくまで私の場合です)
(HSPの特性)
・教室のクラスメイトたちの声がうるさくて辛い
・学校の椅子と机が硬くて冷たくて嫌
・人の言動に必要以上に傷つき、落ち込む
など
(社会不安障害の特性)
・人前に立つと異常に緊張する(頭真っ白、体も声もぶるぶる)
・常に緊張状態でドキドキしてる
・他人の視線が気になる
など
この2つの性質から鬱状態が併発してた時期もあったと思う
一部のクラスメイトから嫌がらせをされたことがきっかけで、元々のこの性質がより強く出たって感じだと思います。
あとこれは上と関係ないのですが、「意味がないと感じること」をするのがすごく苦痛でした。
私の学校では生徒総会という全校生徒がホールに集まって決算発表を聞く時間があったのですが、「掃除用具にいくら使いました〜」とかの話を1時間聞いているのが本当につらかったです。
合唱コンクールとか部活とかの、分かりやすい見返りがないのに頑張ることも苦手でした。強制してさせられること、みんなと合わせないといけないことが嫌で仕方なかったです。
賞金とかもらえるなら別だけど笑
いや〜もう学校というシステムが合わなかったんでしょうね、、、
心が疲れ切っていたサイン
これは今にしてみると、、、ってことなんですけど、下になります(これも私のケースです)
・勉強をしないのではなく出来ない
・部屋の片付けが出来ない
どちらも健康な人でもなかなかやる気のいることだと思うんです。
それを心が疲れ切ってHPが0になった人が出来るわけないんですよね。
勉強はやらなくなって、ついて行けなくなるとますますやれなくなります。私の場合、登校した時に先生に指されて答えられなかったりすると、それが恥ずかしくてますます学校に行けなくなりました。
一度、美術の先生に資料を用意してなかったことを怒られたことがあって、「前回休んでいたので知りませんでした、、、」と答えたら「休んでたら他の子に聞きなさい!」と叱られました。
自分が悪いとはいえクラスメイトの前で怒られたことにすごく落ち込み、ゆいいつほとんど出席していた美術も休みがちになってしまいました。
先生は全く悪くないんですけど、私のような状況の人間に対して「怒る」のは一番逆効果なんだと思います。
ちなみに私は勉強自体も元々嫌いではないです
そして、片付けですが、、、
このときの私はいつも部屋が台風のあとみたいにぐっちゃぐちゃでした。これ、まんまそのときの私の心の状態でした。
家族からも「つるはだらしない、片付けられない」と散々言われて、私も「自分ってそうなんだ」と思い込んでいました。
でも今、片付け嫌いじゃないです。夫と暮らしてから家はいつもそこそこ片付けられた状態です。
あのときは片付ける気力もなかったんだなあと思います
あのときこうしてれば不登校にならなかった?
時を巻き戻して、「あのときこうしてれば不登校にならなかった」ということがあるかと言われると、、、
ありません!!
あのときの私は「こうするしかなかった」と思います。「行ける日に行って、行けない日は休んで、ギリギリでも卒業する」というのが私の最善の道でした。
違う学校に行ったとしても、A子に出会わなかったとしても、どこかのタイミングで必ず自分のHSPや社会不安障害の壁にぶつかっていたと思います。
なので、この6年間の経験は避けては通れなかったのだと思います。
なんかカッコつけてしまった
もし、少しでも毎日を楽にする方法があったか、と言われたら、それは周りがもっと理解してくれたら楽だったとは思います。
でもこれは私の問題じゃなくて周りの人の問題なので、当時の私に出来ることはやっぱり無いですね、、、
ただ、今は私が学生の頃より中高生でもネットなどで情報を集めやすいし、HSPなどの理解も広がっているので、「私これかもしれない」と思う学生さんはそのことを親御さんに伝えることで「学校に行けない理由」が分かってもらいやすいんじゃないかと思います。
一発逆転の可能性「容姿磨き」
ひとつ後悔してることは、「容姿を磨いておけばよかったなあ」です。
急に何言ってんだこいつ、、、って感じですみません
でも大真面目に言います。容姿を磨くことって防衛なんです。
私の学校は女子校だったんですけど、同性って容姿に対してすごくシビアで、女子同士でも容姿格差があって扱いの差とか露骨でした。
私はものすごく容姿に無頓着なタイプで、眉毛は生えっぱなしで、ひげもうっすら生えてました笑
そういうのもナメられやすい要因だったと思います。
さすがに「ブス」とかストレートに言われることはありませんでしたが、比較で落とされたり、バカにしたようなことを言われることはありました。
でも、高校卒業後、顔毛の処理もちゃんとするようになり笑
母にお祝いにコスメを買ってもらってメイクをし、服も前よりまともな格好をするようになったら、同性に褒められることが増え、異性に女子扱いされました(モテてはない)
その後、アイプチで二重を習得したら世界が変わりました。
老若男女、会う人が今までより明らかに優しくなりました。
人間って、、、
とだいぶ複雑な気持ちにはなりましたが、それから対人関係がすごく楽になりました。
周りに優しくされると、自分も自信がついて穏やかな気持ちになり、それが良い循環を生みます。
中高当時は「人間は見た目じゃない、中身よ!!」と半ば意地になっていたとこもありました。意志の強い人ならそれでいいと思います。
でも、私のように周りの言動でメンタルが左右されやすい人は、「容姿を磨く」と生きるのが多少楽になるかも、、、とお伝えします。
(「容姿を磨く」っていうのは造形じゃなくて、身だしなみとか、好きなものに身を包むとかです)
他人がどうこうじゃなくて、自分が自分に自信をつけるために!
、、、あ、つるさんをすごい美人に想像してしまっていたらすみません笑
今はアイプチしないし、こけしみたいな顔です。
【最後に】高校卒業後は毎日楽しいです
う〜む、、、こんな暗い話に最後まで付き合ってくださった方、本当にありがとうございました。
さすがにここまで全部読んだ方、、、いない、、、よね?
私は高校を卒業してから本当に楽しいことばかりで、夫に出会って結婚してから精神的にもすごく落ち着きました。
、、、なので、さすがに20年近く前の話だしいけるか?と思ったのですが、無理でした。
エッセイ漫画描いてる時って、その時の自分に戻ってしまうんですよね。だから描いててどんどん暗くなり、、、
つるちゃん最近暗い顔してるよ?
と夫からも心配されてしまいました。
なにより、描きながら自分が「ああ〜〜明るい話が描きたい!!可愛いものを紹介したい!!」という衝動に駆られ、リタイアを決意。
でも、今回のことはエッセイ漫画を描く者として、ひとつ勉強になりました。
私には荷が重いジャンルだった!!
しかしながら、、、読んでくださっていたみなさま本当にありがとうございました。
Twitterではこの話からフォローしてくださった方もいらしたようで、、、(不登校漫画終わってしまいごめんなさい)
私のエッセイ漫画は私のHSPの性質が随所に滲み出ています。HSPの性質がある方でしたら共感していただける部分も多いかと思いますので、ぜひ他の作品も見ていただけたら嬉しいです。
ではでは、とっても長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました!つるでした〜